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[ワークショップ] 地球を測る (2017)ワークインプログレスセッション#2
[WORKSHOP] Measuring the Earth (2017)Work-In-Progress Session #2

PARADISE AIR 3

インドネシア生まれシンガポール育ちのアーティスト、ジェボーン・チャンドラ。
彼は、はじめての街やはじめての国に行くと、土地勘を得たり街の規模感を知るために、まずは自分の足でとにかく歩くと言います。彼にとって今回は2回目の日本滞在。はじめに「今回はどんなことがしたい?」と聞くと、前回の滞在中に行った、新宿のタワーレコードが気に入ったから、そこまで歩いて・・・いきたい、とのこと。地図上でどれくらいの距離なのか、電車でどう行けばいいのかはわかるけれど、松戸と東京との距離感を知りたいと言うのです。

彼が滞在中に2度にわたり行った参加型の作品「地球を測る」は、空間や距離、移動についての作品です。この作品は、ある場所からある場所へ(途方もなく遠い距離を)参加者がグループになって地図を使わずに歩くというものです。これは、見え隠れする目標物へ向かって放浪しながら、風景を読み、集団意識を考える練習でもあります。つまり「地球を測る」は、ここがどこであれ、そしてあそこがどこであれ、ここからあそこへ向かう試みなのです。

本ワークインプログレスでは、PARADISE AIRを出発点として、松戸のまちからも江戸川越しに見える日本一高い建築物である「東京スカイツリー」を目標物として歩きました。日本一高いと言えども、一足飛びには近づけないもので・・・。見えてはいるけれど、橋が無くて川を渡れなかったり、タワーに向かってまっすぐ歩いているつもりが、建物を間にはさみ見失っている内に、あさっての方向に進んでいたり。結局、直線距離では12キロ足らずのところを20キロ以上歩き、最短所要時間の倍以上の時間をかけてスカイツリーにたどり着いたのでした。

普段の生活で私たちが持っている距離を測る尺度は、駅までの所要時間と、電車で何駅分(で、その間何回乗り換える)か。もしくは車で何分か。スマートホンがあればすぐに答えを確認できます。それを地図を使わず、ただ自分の目で見えるところに向かって、歩いて行く、となると、単純なようでいて実は、どのくらいの距離なのか、どのくらいの時間がかかるのか、全く計算ができなくなります。自分の目でとらえる距離の感覚と、自分の足で進む尺度を試し、そのままならなさを体感する1日がかりの作品体験となりました。

ワークインプログレス
セッション#2
日時:2017年12月18日(月) 13:00
集合場所:PARADISE AIR
住所:千葉県松戸市本町15-4 ハマトモビル5F
所要時間:約5時間

Measuring the Earth is a work about space, distance, and traversal. First conceptualised in Matsudo City, Japan, the work takes on the form of a group exercise wherein participants trek from a location to another – one which seems impossibly far – without a map. It is an exercise of reading the landscape, attending to collective consciousness, while drifting towards a flickering destination. During the journey, participants also hold on to a token representing something, or someone, they wish they can be closer to – perhaps the ability to whistle, the fond memory, the old lover.

At its core, then, Measuring the Earth is about getting from here to there; wherever here is, and wherever there may be.

Work-In-Progress Session #2
Monday, 18 Dec 2017, 1pm
Meet at PARADISE AIR lounge area
Each session lasts approximately 5 hours