PEOPLE

ウチダ リナ
LINA UCHIDA
artist

1990 年 東京都生まれ
2013 年 東京芸術大学美術学部デザイン科卒業
2016 年 東京芸術大学大学院美術研究科工芸科染織専攻修了

 

「素材と鍛練する・私と蛾」

私達は社会のルールや言語の構造、時には朝みたニュースの一つでさえ常に環境の変化を感じている。

それはしかし、ただ環境のみが変化して居るのではなく、常に変化を続けているのはむしろ私たち自身である。朝みた他愛のないニュースの一つにさえ影響されて。私は、このような人間の内面や外からの刺激に対して起こる、人間の変態に興味がある。

人は鍛錬によって足が速くなったり、歌が上手に唄えたり、まるでひとつの素材の様に変化できる。内面的にも、悲しい出来事がひと月後には喜びへと変わったり、またそうした喜びを文字にして外へ表現することもできる。感情を育てることは、一つの素材を加工することである。

人の肌の様な表情をもち一枚紙の状態から様々に姿を変えていく和紙を使い、自分の中に育っていく感覚やイメージを立体や絵画として表現することで、私の作品は成り立ってる。人体と蛾のモチーフは、イメージの「変態」(出生→生育→死)のアイコンとして扱われている。そして、和紙で何かをかたどることは、それらのモチーフの記憶と記録の形である。

制作方法はシリコンのメス型に和紙を貼りみ空洞のオブジェを作ったあと、熱で焦がして加工していく。和紙を焦がすことにより、独特の色が素材に定着し、その幅もさまざまである。火は人にとって身近で原始的な道具である。限られた道具や素材で生み出す色は、人々に懐かしい気持を思い起こさせる。そして和紙が焦げて灰になっていく状態は脆さの中に在る美しさも感じる事が出来る。

 


Born in 1990. 2016 Tokyo university of the Arts,M.A Textile Arts.
She use traditional Japanese paper as her main materials with the papier-mâché technique.

 

Training with Materials

We sometimes feel an environmental change in the social rules or structure of the language, even in a news which I saw this morning.

However, what is continuously changing is not only environment surrounding us but ourselves by even seeing a trivial news. My interest lies on the metamorphosis aspect of human triggered by stimulations from both outside and inside of human behavior.

As a kind of trainings enable us to improve functional abilities of human, an athlete is able to run faster after long period of physical training or voice training give a singer more range of voice. This dramatic change of human abilities seem to correspond to the radical idea that we could be a part of art materials.

My works are made of traditional Japanese paper forms of which change to various figures from one place surface having human body like texture, expressing sensation of my experience and images from my emotion. Human body and moths in my works are treated as an icon of metamorphosis; birth, growth and death.