フラチェスカ・マナリノ
Francesca Manolino
2017.03

イタリア・トリノ出身の写真家、フランチェスカ・マナリノによる写真展を、松戸駅西口デッキの仮設壁にて開催しました。フランチェスカは、写真や映像表現、人類学などを学び、現在はイタリア・ミラノを拠点に活動しています。今回は初めての日本滞在。インドでヨガを学んだ経験もある多彩な経歴の持ち主で、日本で桜を見るのが楽しみと話していました。
作品では、暗示的かつ比喩的な手法を用い、批評的な視点で現代社会や環境の抱える問題と向き合っています。今回は松戸で出会った風景や人々を題材に、ポートレートと風景写真を発表します。ポートレートにはフランチェスカ自身が松戸の人々に贈る言葉を載せて。また、今回のために書き下ろしたテキストを松戸駅のデッキに続く階段にて展示しました。
階段や仮設壁に展示されている作品を見て、少しでも前向きな気持や希望を持ってほしいというフランチェスカの願いが込められています。松戸で撮り下ろした今回の作品は展示後、被写体となった一部の方々に贈られました。
「日曜のように」
一歩上がると
風が吹いて
二歩上がると
花が咲く
もう一歩上がれば
笑顔になって
息をすると
しあわせな気持ちが心に訪れる
目を開けて
怖がらないで
知らない人にも微笑んで
3つのことを思い浮かべて感謝をして
1
2
3
笑顔で人生を送ろう
生きるって大変かもしれないけど
心を躍らせて
抱きしめる人を見つけて
許して
たとえうまくいかなくったって
生きているってことだけで素晴らしい
代わりのないあなたの人生
2018.02.20