アリシヤ ・ロガルスカ
Alicja Rogalska
2025.03 / 2019.05 / 2018.09 - 2018.12

ロングステイ・プログラム2018最終審査会がおこなわれ、以下の二人のアーティストを招へいすることを決定しました。
アリシヤ ・ロガルスカ ポーランド出身・ロンドン在住 BIO |
ジュピター・ブラウン アメリカ出身・モントリオール在住 BIO |
[審査員メッセージ]
審査を通じてまず感じたのは、前回から応募内容の水準がぐっと跳ね上がったということだ。前回よりも応募総数こそ減ったものの、それでも世界各国、さまざまな地域から450件ほどの応募があり、そのどれもが、非常に高いレベルでの提案であった。テーマが「考える葦」ということもあり、ほとんどどのような提案をも許容するフレームとなっている、がゆえの、難しさもあったことと思う。最終選考は昨年以上に難航し、ほんとうに僅差であった。そのなかでもとりわけ美術と社会その両方において立体的で奥行きのある思考を立ち上げようとしていたのがアリシアとジュピターである。松戸での化学反応が、いまから楽しみでならない。
どうなる松戸、どうなるPARADISE AIR!?
長谷川新(インディペンデントキュレーター / 2018年度 PARADISE AIRゲストキュレーター)
7名のアーティストから2名を選ぶ最終審査会に初めて参加させてもらいました。さすがに、449名から選ばれた7名なだけに、どのアーティストが選ばれても松戸に大きなインパクトを与えてくれたと思います。その中で作品のクオリティの高さで群を抜いていたのがAlicja。今年、松戸では初めての試みとして10月に先端科学を駆使した国際芸術祭を予定していますが、この取組みとの相乗効果も期待しています。もう一人は、Jupiter。彼には、作品というよりも、アーティストの存在そのものが与えてくれるインパクトに期待が集まったように思います。昨年以上にコントラストが鮮やかな二人が、松戸に確実な変化を与えてくれると信じています。
白井宏之(松戸市文化観光国際課課長)
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アーティスト・イン・レジデンス「PARADISEAIR」の長期滞在プログラムLONGSTAY Programでは、毎年アーティストを世界中から公募し、滞在制作を支援しています。これまでも招へいされたアーティストは松戸にて3ヶ月間の滞在制作をおこない、最終成果を報告するとともに、その過程でまちへ沢山の新しい視座や問題提起をもたらしてきました。
ロングステイ・プログラム2017特設サイト:LONGSTAY Program 2017 “TOUR”
同・日々の記録:Instagram #p_TOUR
6月28日に行われた公開最終審査会では、ファイナリスト8名(含日本人1名)から送られたビデオレターや提案プランをもとに審査が行われました。審査員による白熱した議論の末、全く異なるアーティストが同時期に松戸で生活し・作品を制作することに、想像もできない化学反応が起きることを期待して、それぞれ個性的なスタイルをもつ二人が選出されています。
二人の自己紹介をかねたオープニング・トーク、オープンスタジオ、ワークショップや滞在報告会など、9〜11月の滞在期間には様々なイベントを予定しています。最新情報はウェブサイトやSNSにてお知らせしますので、どうぞお楽しみに!
2018.07.13