[トーク] 戦間期ニューヨークの邦人美術家たち

, 19:00〜21:00
PARADISE AIR
30人
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Talk Event「戦間期ニューヨークの邦人美術家たち」
11/6 [Tue] 19:00-21:00 at PARADISE AIR
登壇:山田 隆行(千葉県立美術館研究員)、ジュピター・ブラウン、長谷川 新

PARADISE AIR LONGSTAY Program 2018
THINKING REEDS/考える葦
アーティスト滞在期間:2018年10月1日(月) – 12月5日(水)

アーティスト・イン・レジデンス PARADISE AIRの長期滞在プログラムLONGSTAY Programでは、毎年アーティストを世界中から公募し、松戸での滞在制作を支援しています。これまで5年間、のべ200人近いアーティストを受け入れてきたPARADISE AIR。LONGSTAY Programで招へいされたアーティスト達は松戸にて3ヶ月間の滞在制作をおこない、最終成果を報告するとともに、その過程でまちへ沢山の新しい視座や問題提起をもたらしてきました。
今年は約450組の応募の中から選ばれた、アリシア・ロガルスカ(ポーランド)、ジュピター・ブラウン(アメリカ)のふたりが松戸での滞在制作を行います。

今年のLONGSTAY Programのテーマは「考える葦」です。このタイトルに決めてからいろんな方と話していて気づいたのですが「考える」という動詞には結構な圧がかかっているようです。身構えてしまう。こわばってしまう。なにかこう、知識のあるものとないものの序列のようなものが発生してしまう。「考える葦」である私たちは、いついかなるときも全身で考えています。思いつき、悩み、欲望し、逃げようとし続けています。眠っているときでさえ、思考から逃れられない(僕はよく原稿を書く夢を見ます…)。「考える葦」になろう、というテーマではないんです。世界には考える葦と、考えていない葦がいる、という分断のテーマではない。つねに、すでに、私たちは「考える葦」だ、やばい、どうしようか。今年はここから始まります。今年選ばれたアーティストは、アリシアとジュピターです。きっと最高です。「考える葦」というテーマにもとづいたイベントも、いくつか企画中です。松戸という素敵なまちに、ぜひ、おいでください。お待ちしています。

(2018年度PARADISE AIR ゲストキュレーター 長谷川 新)

2019.01.30

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