松戸に流れる音を解く｜田中堅大

2021.11.27 Sat.-2021.11.28 Sun., 11:00 - 19:00

純喫茶若松

《Unraveling Sounds of Matsudo（松戸に流れる音を解く）》は25年前の幼少期に松戸に住んでいた田中堅大が、松戸に流れる時間をテーマに制作したサウンドインスタレーションです。
25年程前の松戸の音、過去の松戸について人々が話す声、現在の松戸の各地で録音されたフィールドレコーディングを組み合わせ、個人が持つ街の記憶を呼び起こす音空間を構成しました。

田中はLONGSTAY Program 2020−21を通じて、ワークショップでの記憶の収集や、松戸で撮影された古いホームビデオのテープを提供頂くなど、松戸に関わりある方々のご協力のもと過去を辿る滞在制作を行なってきました。

展示期間中には、会場である純喫茶・若松に来場された方々にも、これまでの松戸との関わりやこれからの松戸での暮らしについてお話を伺いました。

また、両日ともにアーティストによるライブパフォーマンスを行いました。

サウンドインスタレーションの音に加えて、録音されたアーティスト本人の産声や、生演奏も加わり、過去・現在・未来における松戸の時間、また、そこに生まれ幼少期を過ごしたアーティスト本人の時間を、音によって紐解く実験的な作品となりました。