フラチェスカ・マナリノ

Francesca Manolino

2017.03.01 - 2017.03.10

フラチェスカ・マナリノ

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拠点:イタリア  滞在期間:2017/3

略歴:
1987年生まれのフラチェスカは、現在イタリアで活動する写真家(ルース・エージェンシー所属/ミラノ)。トリノで写真を専攻後、パリ高等装飾美術学校では写真・ビデオを学び、人類学でも学士号を取得。パリのギャラリー”Fait & Cause (理由と真理)”で働きながら、写真の推進と社会や環境の問題への関心を呼びかけてきた。
フランチェスカの作品は、暗示的かつ比喩的な手法を用い、批判的視野から社会と環境の抱える問題と向き合う。作品の多くは、人類学を学んだ彼女の知識、特に空間人類学の影響を強く受けている。人間と特定の環境の関係性について掘り下げて考察することが多く、建造物は、社会の思想や理想を切り出した、人間的な光景だと捉えている。
近年は、現代メディアが提示するネガティブな社会の解釈に辟易し、よりポジティブなテーマを選び、作品化を試みている。今まで、トリノ・パリ・バンコク・フィレンツェなどで作品を展示してきた。

名前:
フランチェスカ。友達にはフラー、とかフランシーと呼ばれています。
でも、みんな私のくるくるヘアの印象の方が強いみたい!

最近の仕事:
“Slow Revolution (緩慢な革命)”というルポタージュ作品を作りました。これは、テヘラン在住の6人のインスタグラマーを取材したものです。自国ではSNSが禁止されているという環境の中、彼らには数千人ものフォロワーがいて、既存の考え方を変え行く為には少しずつでも着実に変革を起こす事が必要だと信じています。

松戸でやりたいこと:
幸福感と熱意と自信を、街中で発信したいです。今どきは周りを見ると、みんなスマホに没頭していたり、仕事で疲労困憊だったり、生気を感じないような人たちに出会うことばかりです。ポジティブな活気の欠如は、世界中の都市が共通に抱える問題です。それを変える努力をしませんか?もし街のどこかで、溢れる笑顔と素敵なことばが載った写真かポスターを見つけたとしたらどうでしょう。それが、何か販売目的の広告ではなく、ただ見た人にポジティブなエネルギーを伝えるメッセージだったとしたら?

好きな食べ物:
イタリアのティラミス。でも、インドのチャイや、スペインのパエリア、モロッコのタジンやチェコのクネドリーキとか、新しい料理を開拓するのも大好きです。日本食を試すのが待ちきれません。

松戸の人へメッセージ:
国によって違うかもしれない、“幸せ”についてのいろいろな価値を一緒に発見できたら嬉しいです。そして、少しずつでもいいので、幸せな街を作っていきましょう!

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